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ローカルネタ

 千代田区教育委員会から「千代田の稲荷 ― 区内稲荷調査報告書 ―」が出版されました。
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 2008年現在、千代田区内には64社の「稲荷社」があるそうです。それこそ皆様が普段からご存じのお稲荷さん「へぇ、あの神社はお稲荷さんだったんだ。」と思う様な神社から地元の方でなければまず分らないようなお稲荷さんまで網羅されています。中には合祀されたり移転なさったお稲荷さんも有るようですが今でも一番身近な神様として地元の方達の信仰により維持されているようです。
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 かなりローカルなネタですがご興味のお有りの方は千代田区役所2階総合窓口課、または四番町歴史民俗資料館( http://rekimin.city.chiyoda.tokyo.jp/ ) にて¥500で販売しているそうですのでお買い求め下さい。
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 出版に携わられた皆様、調査にご協力頂きました皆様お疲れ様でした。
 

古いネタのウォークマン?

 最近、お客様から直接のご依頼が無く掲載のご了解を頂けなかったので古いネタを紹介します。

 下の写真をご覧になればお分りの通り古色蒼然たる?ウォークマンですが今も現役です。
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 これには首からかけるオリジナルのストラップも着いていたのですが私には使い勝手が悪かったので「遊び」で作ってしまいました。それにしても随分とストラップが長い?そう、これくらいにしないとディスプレイの文字が見えないんですヨ!勿論、私のことでモデルさんとは関係有りません!
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 ボリュームのノブ側から組み出したので写真ではよく分りませんがこちら側には継ぎ目は無く、ループになっています。それを合わせて「角八津」でストラップ部分を組んでいます、よくこんな細い角八津を組んだものだと思います。よっぽど暇だったんでしょうか?
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 さて、スイッチ側は角八津をまた2本に分けてノブを回したところで再び角八津に組んで閉じています。実はそうする以外に閉じようが無いので少し「飾り房」の様な状態になっています。
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【イベントのご案内】
 4月22日から5月6日まで「佐倉市立美術館( http://www.city.sakura.lg.jp/museum/ )」エントランスホールで「佐倉・山車人形展」が開催されています。横町の「石橋(しゃっきょう)」、上町の「日本武尊(やまとたけるのみこと)」、弥勒町の「八幡太郎義家」の他、沢山の古写真が展示されています、ゴールデンウイークにかけて散策がてらいらしてみたら如何でしょうか、但し、最終日の6日は午前中までだそうです。
 私も22日に伺って、帰りに「塚本美術館( http://www.chiba-web.com/chibahaku/54/ )」で刀剣を見てきました。

                                以上


取材

 御神輿の写真を撮影なさっておられる方々のご推薦で当町会の大神輿が「美の壺」に取り上げられました。

大神輿
 御社殿を背にして。

収録風景1
 副町会長の鈴木さんが取材を受けています。

ギャラリー1
 ギャラリー うるさい!!

ギャラリー2
 同じく!

収録風景2
 御神職にもご協力を頂きました。

 当日は他にも江戸神社、小舟町八雲神社の取材もなさったとのことです。双方とも「神田三天王」のそれぞれ一之宮と三之宮で特に小舟町八雲神社は江戸期の雰囲気を現在に色濃く残している御祭禮です。

 ※「神田三天王」は「江戸の三天王」などとも呼ばれ「神田祭」や「山王祭」が江戸幕府の官祭であるのに対し当初より庶民(町民)のお祭りとして行われ、その歴史は「神田祭」よりも古いとされています。当初は南伝馬町の名主 高野新衛門が地主神の素戔嗚尊をお祀りしたのが初めとされていますがその後、一之宮に素戔嗚尊、二之宮に八王子、三之宮に櫛稲田姫をお祀りし、それぞれの「持ち」も一之宮は南伝馬町→やっちゃば(神田青物市場)→江戸神社奉賛会、三之宮は小伝馬町→小舟町へと移っています。「三天王」祭は揉み担ぎによる御本社神輿の町内渡しを行った恐らく最初の御祭禮で、三之宮は江戸期には俗に「十三里天王」などと呼ばれ宮出しから宮入までに十三里を渡御したと言われています。二之宮につきましては明治期に残念ながら消滅してしまったようです。

 当日ご協力を頂きました皆様、取材スタッフの皆様本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
なお、放映は来たる10月5日(金)の22時00分から3chです。

 追伸 併せて「神田倶楽部ログ」 http://blogs.yahoo.co.jp/kanda_club/ も御覧下さい。


検見川神社 夏例祭 3日目 御本社神輿渡御

 今日は御祭禮の最終日で暑さのなか御本社神輿の渡御が行われます。

本社神輿

 平日の午後3時に発輿とのことで輿夫(地元では担ぎ手のことを「よふ」と呼ぶそうです)の皆さんの集まりがもう一つです。この人数でしかもこのサイズ(台輪寸法は3尺を越えていそうなので「Go!Go! 新検見川」さんの記事にある、「検見川神社宮本神輿(しんよう)愛好会」事務局の鈴木宏治さんのお話のように1トンには及ばないとしても500キロは軽く超えているはず、もっとも御神輿の目方は決して計ったりしてはならないそうです!)の神輿を普通に担ぐだけでも大変なのに漁師町独特の神輿を一度、膝の高さくらいまで降ろし、一気に舞上げる所作を結構頻繁になさるので並大抵のことではありません。輿夫の皆さんお疲れ様です!!

 また、最近ではすっかり絶えてしまった感がある賽銭を神輿の屋根へ放り投げる風習が残っていました。「葺返し」を「賽銭受け」というのはこの為だそうです。
賽銭受

 暑い盛りの御祭禮にもかかわらずちゃんと次の世代も育っていました、御本社神輿と同じ差し上げをこなしています。
子供神輿

 話は前後してしまいましたが「祭鉾」と「四神鉾」が先導していました。
四神鉾

 また、かなり広幅の「屋台」もありフル装備の御祭禮を見せていただきました。そして、この屋台は御祭禮を担う次の次の世代がちゃんとカバーしています。羨ましい限りです!
屋台

 今日はこの後、休憩が入り夜になってから年番町会の検見川五丁目町内を渡御したのち御本社へ還輿なさるそうです。そしてまた「あの石段」を御社殿の前まで担ぎ上げるとの由!

 皆さん本当にお疲れ様です!!! どうぞ、お怪我の有りませんように!


検見川神社 夏例祭 2日目

 仕事の合間にちょっと御祭禮の様子を見に行ってきました。

幟

 今日は御本社神輿は御仮殿に入御のままとのことでしたので参拝してから御本社神輿を拝見しようと思いましたところ直ぐに御神職が御祓いをしてくださり神社と地域の繋がりの強さ感じました。
なお、御本社神輿につきましては訂正をさせて戴きます、台輪は剃刀で3尺3寸は優にありそうです。御仮殿の柵越ですので正確ではありませんがもう少し大きいかも知れません。御神職に作者と製作年代をお聞きしたのですが詳しいことはお分かりならないとのことでした。

御仮殿

 また、道路の反対側に「祭鉾」と「四神鉾」が有り、検見川2丁目町会さんの持ち物だそうです。町会の方に伺った処、「玄武」の所在は分からないそうです。町会では「鉾」ではなく「剣」とおっしゃっておられました。

鉾

 
 なお、詳しい御祭禮のブログが有りますのでリンクを含めてそちらも御覧下さい。

「Go!Go!新検見川」 http://gogoshinkemigawa.blog42.fc2.com/blog-entry-168.html
「のぶさんのデジカメ散歩」 http://www.doblog.com/weblog/myblog/67611?TYPE=1&genreid=143331
わくわくさんの「わくわくのメモ書き」 http://www.doblog.com/weblog/myblog/47183?TYPE=1&genreid=139346

 今でこそ神社の南側は埋め立てにより海岸までは数キロも離れてしまっていますが往時は豊かな漁港だった思われ、上記ブログを御覧になればお分かりの通りやはり漁師町独特の荒い担ぎをなさっています。特に御社殿から町内へ出るには約40段程のきつい石段を降りなければならず素人は手を出さない方が良さそうです。


検見川神社 夏例祭 速報

 またしても「職人」とは関係のない記事になってしまいました。

 住まいのあるJR総武線の新検見川にある「検見川神社」の夏の例祭が8月1日から3日の日程で行われます。今日は平日だったのでごく一部しか取材できず速報でお伝えします。

 遷座祭直後に行われた発輿祭の様子です。
夏例祭1

 検見川神社は「神祇三社検見川大明神」と奉称され御祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の御三神で御創建はおよそ千二百年前にさかのぼるそうです。以上、検見川神社パンフレットより。

 さて、御神輿ですが延屋根平屋台の堂々とした「神社型」の御神輿で屋根幅と台輪寸法がほぼ同じの古い様式の御神輿のように感じました、葺返しも13枚有ります。何よりの特徴は仕立てにあり文字通りの「二重台輪」で担ぎ棒は井桁になっています。台輪寸法は測ったわけではないので正確には分かりかねますが2尺7、8寸は優にありそうで3尺近いかも知れません。

 御本社神輿の仕立ての様子。
夏例祭2

 御祭神が素戔嗚尊でもあり荒ぶる神にふさわしいかなり荒い担ぎをなさるそうです、明日は仕事なのですが時間があればその様子を取材するつもりです。他にも「祭鉾」と「四神鉾」が飾られていました。但し、「四神鉾」は今日見た限りでは「玄武」が欠けていて「三神鉾」でした。


神田祭Ⅳ

<<土曜日>>  さて、いよいよ祭禮当日です。御仮屋の横の神酒所には祭禮期間中青年部員が交代で泊まり込んでいます。朝一番に御仮屋の掃除、続いて6時には「ふれ太鼓」が子供たちに引かれて町内を一巡りします。  昼頃には御鳳輦が当町会へ巡っていらっしゃいますので町会員総出でお迎えです。(私は鳳輦の行列の「獅子山」に付いていて行列の写真が撮れませんでした、各町会員が交代でお手伝いをしています。)  昼過ぎから子供達向けの行事があり、その後大神輿の渡御です。今年は隣接している三つの町会が「金物通り」に集まり担ぎ合せをしました。三町会とも本行徳の「浅子周慶」さんの台輪寸法2尺7寸前後の町会神輿としてはかなり大きな神輿です。その後、もう一つの隣接町会さんと神輿の突き合せがありました。 三町会連合 突き合せ   今夜は私も「泊り」で明朝は5時起床なので就寝があまり夜遅くになりませんようお気遣いを頂き、日付が変わってから「早め」寝かせて戴くことが出来ました。                                                                                                        <<日曜日>>  掃除の後、6時の「ふれ太鼓」を特急で済ませ、運行役員が集まるのを待ちます。 神輿奉仕者(担ぎ手)の皆さんも集合して、ほぼ定刻に連合宮入の集合会場へ向け出発です。神田明神への宮入は氏子の連合町会単位で順番が決まっています。うちの町会は外神田さんのブロックの次で連合町会では2番目の宮入です。 万世橋付近   今年の宮入は順番が早いのでさほど待つこともなく割とスムーズに宮入をすることが出来ました。と言ってもこの時点で30分遅れですが…。 大鳥居前   宮入の写真は例によって撮っていられる状態ではありませんでした。   午後は小神輿・山車の町内渡御に引き続き大神輿の渡御があります。吉例となりました「レディースタイム」(女性のみの渡御)も有り「女の意地」をつぶさに拝見いたしました、恐るべしウーマンパワー! レディースタイム   今年は昨日三町会連合でご一緒させて頂きましたお隣の豊島町町会さんと偶然にも東神田の交差点で鉢合わせし、大いに盛り上がりました。 交差点    こうして夕刻の「還座祭」を経て、今年も無事に「神田祭」がお開きとなりました。次は平成二一年です。                                                                          <<余談>>  同じ連合町会の神田松枝町会さんが山車人形「羽衣」の能面のレプリカを北沢秀太さんにご依頼になり以前から北沢さんのお仕事を手伝わせて戴いていた私に松枝町会さんから直接「面の紐」の注文が入ってきました。北沢さんの「粋」なお計らいに深く感謝申し上げます。 羽衣  


神田祭Ⅲ

 今日は朝から神輿の仕立てに始まり夕刻まで準備に追われました。

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 この後、日が落ちてから遷座祭が始まり神輿に神霊が入りいよいよ「神田祭」が始まります。遷座祭はあいにくの雨になってしまいましたが祭礼中は何とかお天気は持ちそうなので一安心です。
 土日は神田・日本橋界隈にお越しになっては如何ですか?
 追加情報  鍛冶町二丁目(JR神田駅近辺)に往時この辺りにあった旧「松田町」の山車人形「源
       頼義」(八幡太郎義家の父)が安房鴨川から里帰りしています、おついでにご覧になって
       は如何でしょう。


神田祭Ⅱ

 神田祭を間近に控え氏子各町内の動きも遽しくなってきました。うちの町会も5月3日に御仮屋、御神酒所等の設営を行いました。

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 以前は「町内の頭」に頼んでそれらしく設えていたのですが諸般の事情もありここ数回はテントのみになっています。「町内の頭」がいないので全て町会員の手作りですが経験を積んで慣れてきたせいか予定していた時間よりもかなり早く終えることが出来ました。テントの紋は神田明神の御神紋「流れ巴」です。今度は10日に神輿、山車等を設え夕刻の遷座祭を待っていよいよ神田祭突入です。
 下記は神田界隈や「天下祭」の情報ソースとしてお奨めのブログ「神田倶楽部ログ」 です。http://blogs.yahoo.co.jp/kanda_club ブログ内のリンクも含めて一度覗いてみて下さい。


神田祭

 久しぶりの更新になってしまいました。しかも職人とはまたしてもあまり関係のない話題です。今年は2年に一度の「神田祭」の年です、そこでうちの町会も吉例となっている神輿の展示を行いました。大神輿、小神輿を町会内の有力企業さんのエントランスホールに飾って頂きます。大神輿はラッゲージで有名な吉○カバンさんに、小神輿はこれもテープライターで有名なキ○グジムさんにお願いしました。町会員総勢20名ほどで神田明神の「神輿庫(しんよこ)」から運び出しそれぞれの展示場へ運び込むのですがこれだけも結構大変な仕事で、私も商売柄小神輿の仕立てを仰せつかったのですが仕立てている途中で部品を神輿庫から運び出し忘れていたことが分かり再度取りに戻るトラブルに見舞われたものの何とか飾り終えたのは結局正午過ぎでした。
 
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 うちの町会の神輿は昭和29年に行徳の「浅子周慶」さんにお願いしました台輪寸法2尺7寸の「延屋根平屋台」の所謂、神社型の大神輿とそのミニチュアの小神輿です。特徴はガタイの割に台輪が小さくお隣の町会の同じく浅子周慶さん作の2尺8寸のお神輿よりガタイが一回り大きなちょっと変則的な神輿です。

 この神輿を「神田祭」で町内渡御の他、神田明神まで担いで宮入します。当日は神田明神の氏子町会からおよそ60基ほどの神輿が宮入します。もっとも江戸期の神田祭りは「山車」のお祭りだったことは意外と知られていませんがそのことはまたお話しできる機会が有ると思います。今年の宮入は来る5月13日(日)です。お時間が有ればご覧にお越しください。最寄り駅:JR & メトロのそれぞれ「お茶の水駅」・「秋葉原駅」 メトロの秋葉原駅からはちょっと分り難いかも知れません。


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